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ゲストハウス日記。その3

 ゲストハウスに暮らし始めてもう3週間近く。早いものです。
 休暇とはいえ有意義な東京ライフにしようと思っていたのにダラダラしている日の方が多いです。飲みすぎ食べすぎでやや体調不良です。しかし、結構人と会うことができているので、それは(私にしては)よかったかなあ、と。
 後半戦、がんばろう。

 ゲストハウス共同生活その後ですが、さすがに、同じキッチンを使う何人かとは顔見知りにはなりました。もうここに4年住んでいるというお姉さんは親切に色々教えてくれてとても話しやすい方です。今日も夕食を作ってる時にゲストハウスオーナーが主催するクリスマス会へのお誘いを受けました。そんな企画があるんですねえ。でもそのころ出て行く予定なんですが…果たして交流する意味があるんでしょうか?

 たまに銭湯に行きます。当然ゲストハウスにも風呂やシャワーはあるんだけど、まあ気持ち良いので。今日も寒いのと疲れた胃腸を労わるために行ってきたのですが、例によって番台で「あ、お客さん、男性はあちらですよ」と言われました。私は性別を間違われる事態には超なれっこであまり動揺もしないわけですが、最近は間違えた人に、いかに罪悪感等不快な感情を持たれずに間違いを訂正するかということに腐心しています。これがやってみると意外と難しいのです。
 「いやーこう見えても女なんですよー紛らわしくてすいませんねえ」と笑ってみせる、というのは初期のころやっていたのですがなんか違うなあと。ちょっと卑下しすぎで嫌味? なんにせよ、セリフよりは感じのいい笑顔がポイントだろうなあと思う今日この頃ですが、まだまだ修行中です。今回はそれなりにうまくいった手ごたえがありました。
 脱衣所に入って着替え中のおばさま方三人がギョッとしたのには笑顔で「こんばんわー」と挨拶をする対応でクリア。ここで「あらまあ男の人かと思ってびっくりしちゃったよー」と笑いながら言ってくれる方がいると、さらに雰囲気が和やかになっていいのですが。
 
 と、ここまでは予想通りの展開というか、特に不都合はなかったのですが、直後に人生初の体験が待っていました。

 洗い場で身体を洗って、さて湯船につかるか、と腰を浮かした瞬間、風呂場の奥のスタッフ専用入り口が開き、白いランニングシャツに短パンのオヤジが入ってきたのです。

 フリーズしてしまいました。目が点になるとはこのことです。

 よく少年マンガの入浴シーンで異性に裸を見られそうになって派手な悲鳴とともに湯船に飛び込む(絵的には、肝心の部分が水しぶき等で隠される)というお約束がありますが、現実にはなかなかそのようにはいかないようです。まず浮かんだのが「もしかして私は本当に間違った風呂に入ってるのでは」という恐ろしい疑問…。でも他にももう一人女性の方が入浴してる(気が付いていたのかどうか、平然としてる)し、っていうか、私はどういう態度をとればいいの、裸のまま文句をつけるのも恥ずかしいしここは湯船に入った方がいいのかしら、と混乱のきわみ。

 あまりに平素全とした態度だったので、オジサン本人からはまったく嫌な感じは受けなかったのですが、私としては夢の中で突然自分が裸なのに気が付いた時と同じくらいのいたたまれなさは感じていたわけで…。

 よく考えたら、成人してから見ず知らずの異性に裸を見られたのは初めてだよ。

 いやはや、東京の銭湯恐るべし。ゲストハウスではなく銭湯で異文化体験をしてしまいました。でもちょっと面白かったのでまた行ってみよう…。
by varaqui | 2008-12-14 17:03 | いろいろ
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